「契約は1Gbpsの光回線なのに、Wi-Fiの実測が30Mbpsしか出ない」「夜になると急に遅くなる」「特定の部屋だけ遅い」──Wi-Fi速度のトラブルは原因が複合しているケースが多く、闇雲に機器を買い替えても改善しないことがあります。この記事では、Wi-Fi速度が遅い原因を5層に切り分け、ご自宅・事務所で確認できる7つの手順を解説します。福岡で実際にご相談を受ける現場での切り分けノウハウを盛り込みました。

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Wi-Fi速度が遅い原因は「5つの層」のどこかにある

Wi-Fi速度の問題は、次の5つの層のどこに原因があるかで解決方法がまったく違います。

原因の例 改善方法
1. 契約層 そもそも契約回線が遅い 回線見直し
2. 機器層 ルーターが古い、HUB がボトルネック 機器入替え
3. 配線層 LANケーブルが古い規格、接触不良 配線交換
4. 設定層 二重ルーター、チャネル干渉 設定見直し
5. 干渉層 近隣Wi-Fiの混雑、家電からの電波 設置位置・チャネル変更

切り分けせずに「ルーターを買い替えた」が一番もったいない

速度が遅いとき、いきなり高価なルーターやメッシュWi-Fi製品を買う方が多いのですが、契約層・配線層に原因があった場合、機器を買い替えても改善しません。まずは原因の切り分けが鉄則です。

7つの確認手順:上から順に進める

手順1:速度測定サイトで「実測値」を取る

fast.com、speedtest.net、Googleの「インターネット速度テスト」などで実測値を取ります。少なくとも以下の4パターンで測ります。

  • 有線LAN直結(ONUまたはルーターに直結)
  • Wi-Fi(ルーターと同じ部屋)
  • Wi-Fi(離れた部屋)
  • 時間帯を変えて朝・昼・夜の3回

手順2:有線直結の速度が遅いなら「契約層」

ONU直結で測った速度が契約値の半分以下なら、回線そのものに原因があります。プロバイダ・回線事業者へ問い合わせるか、別事業者への乗り換えを検討します。

手順3:ルーターと同じ部屋のWi-Fiが遅いなら「機器層」

有線では出るのに、ルーターの真横でWi-Fi測定して遅い場合は、ルーター自体の性能不足が疑われます。Wi-Fi 4(11n)止まりの古いルーターは要交換です。

手順4:離れた部屋だけ遅いなら「配線層」または「電波到達層」

これは戸建て・大きめのマンションで多いパターンです。配線を通せば改善する典型ケースです。個人住宅向けLAN工事ページで詳しく扱っています。

手順5:時間帯で大きく変動するなら「干渉層」または「契約層」

夜だけ遅くなる場合は、近隣Wi-Fiの混雑、または回線事業者の混雑(VDSL方式の集合住宅では顕著)が疑われます。

手順6:ルーターの管理画面で「チャネル」を確認する

近隣のWi-Fiと同じチャネルを使っていると、お互いに干渉して速度が落ちます。管理画面で「自動チャネル選択」を有効にするか、5GHz帯を優先設定にすることで改善できることがあります。

手順7:二重ルーター状態を疑う

NTT光のHGW(ホームゲートウェイ)と市販ルーターが両方ともルーター機能をONにしていると、二重NATで速度が落ちることがあります。市販ルーターをブリッジモードに切り替えるだけで体感が変わることもあります。

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福岡で多い症例:戸建て・マンション・オフィス別

戸建ての症例

2階の書斎で速度が出ない、家族同時利用で遅くなる、というご相談が中心です。多くは「電波到達層」と「機器層」の問題で、壁内LAN配線とWi-Fi 6 AP増設で改善します。

マンションの症例

築古マンションでは、VDSL方式の集合住宅特有の「夜だけ遅い」問題が多くあります。光配線方式に切り替えられるか、管理組合に確認することで根本解決の道筋が見えます。

オフィスの症例

50台以上が同時にWi-Fiを使う規模では、家庭用ルーター・APでは性能上限に達します。業務用APと適切な台数配置が必要です。詳しくはオフィス・テナント向けページを参照ください。

改善方法別の費用感

改善方法 費用目安
ルーターの設定見直し(自分で実施) 0円
ルーター位置変更 0円
新しいルーター購入(Wi-Fi 6) 15,000〜40,000円
中継器追加 3,000〜10,000円
メッシュWi-Fi導入 15,000〜40,000円
壁内LAN配線+AP増設 60,000〜120,000円
光回線の事業者切替 工事費+月額変動

料金の詳細は工事の費用ページもご参照ください。

改善後の体感はどう変わるか

適切に切り分けて改善した後の体感は、おおむね次のような変化があります。

  • ビデオ会議で映像が固まらなくなる
  • 動画ストリーミングが4K画質でも安定する
  • 家族複数人が同時にネット利用しても遅延しない
  • オンラインゲームのラグが減る
  • 家全体のどこでも同じ速度で使える

Wi-Fi速度改善でよくあるご質問

Q. 自分でできることはどこまでですか?

速度測定、ルーター位置の調整、設定変更(チャネル、ブリッジモード)までは自分でできます。配線工事や機器選定は専門家に相談したほうが効率的です。

Q. 機器を買い替えるなら、家庭用と業務用のどちらがよいですか?

同時接続台数20台以下のご家庭なら家庭用で十分です。20台超や、来客用Wi-Fiを分離したいなどの要件があれば業務用が向きます。

Q. 改善後の保守はどうすればよいですか?

家物語グループで施工した現場は、施工日から1年間の無償保証があります。詳しくはQ&Aをご覧ください。

まとめ:原因の切り分けが「効く改善」の第一歩

Wi-Fi速度の問題は、5つの層のどこに原因があるかで解決方法がまったく違います。まずは速度測定で「契約層」「機器層」「配線層」のどこが詰まっているかを見極め、そこを集中的に改善するのが最短ルートです。「速度測定の結果を見てほしい」「うちのケースはどれに該当?」というご相談は、LINEに測定結果のスクリーンショットと建物状況をお送りいただければ、その場で原因の見立てをお返しします。営業電話はかけませんので、お気軽にどうぞ。

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記事をお読みいただきありがとうございます。「うちの戸建てではいくらくらいで収まる?」「事務所移転に間に合う?」「写真と図面を見て概算が知りたい」など、LINEのトーク感覚で気軽にご相談いただけます。配線したい場所の写真や、フロアレイアウトをお送りいただければ、より具体的にご案内できます。

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